目黒区総合庁舎 用語解説

住所 東京都目黒区上目黒 2-19-15

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用語解説

蹲(つくばい)

茶室に入る前に手を清めるために用います。背の低い手水鉢ちょうずばちで手を洗う際に這いつくばうようにしゃがむことから、「つくばい」と呼ばれるようになりました。

塵穴(ちりあな)

木の葉などの塵を捨てる穴です。茶事の時には、茶庭で剪定した枝葉を丁寧に入れ、お迎えする準備が整っていることを客人に伝える印とすることもあるようです。

下地窓(したじまど)

土壁の一部を塗り残して、下地の格子状に組んだ竹や葭を見せるようにした窓です。下地窓の室内には折釘を打ち、掛障子を掛けたり、障子を取付けたりします。外側には折釘を打ち、掛戸や簾を掛けたりします。

連子窓(れんじまど)

窓の外側に角材や竹を縦または横に並べて取付けたものです。茶室における連子窓の多くは竹を使用しています。

躙口(にじりぐち)

草庵茶室の小間(4畳半以下の部屋)に用いられる小さな出入り口です。正座のまま両拳を使い膝で進む「にじる」ように通ることからこの名がついたと言われています。躙口には、板戸が用いられます。

貴人口(きにんぐち)

身分の高い客人のために設けた、立ったまま出入りできる口です。通常二枚障子を立てます。

深草(ふかくさ)たたきの土間

たたきは三和土と書き、粘土質の少ない土を用いて、石灰、にがりを混ぜ三種類の和からなる材料で土間を作るものです。土に京都伏見の深草で採れる深草砂利を使用した土間のことを言います。

台目床(だいめどこ)

京間畳の長辺のおよそ4分の3の大きさの畳を台目畳と言い、床の間の間口がおよそ台目の寸法になっているものを言います。

面皮柱(めんかわばしら)

木材を柱に加工する際に四隅の丸面を皮ごと残した角柱を言います。