旧前田家本邸

住所 東京都目黒区駒場 4-3-55
営業時間 営業時間
午前9時〜午後4時30分(和館及び洋館は午後4時まで)
【休園日・休館日】
毎週月曜日、ただし月曜日が祝日の場合は、その翌日。(洋館は火曜日も休館)
年末年始は12月29日〜1月3日(和館は12月28日~1月4日)

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ご紹介

歴史:目黒区立公園の中で2番目の面積を持つ駒場公園は、加賀百万石(今の石川県・富山県)の当主だった旧前田家の前田利為侯爵駒場邸跡です。

かつては本郷を本邸としていましたが、関東大震災の後、東京帝国大学(現在の東京大学)との等価交換により駒場へ移転しました。

建物は、昭和初期の和洋両建築の粋を集めたもので、化粧レンガやタイル張りの施された洋館は昭和4年、書院造りの和館は昭和5年に完成し、自然の巨木をいかし、名石をあしらった幽邃な奥庭や、芝生の広場が設けられました。和館は、侯爵がロンドン駐在武官であったことから外人客接待用に建てたとも言われています。

華々しい社交の場となったこの優美な豪邸も、第二次大戦中の前田侯爵の不虜の死の後私人の手に渡り、終戦と共に占領軍に接収されました。

昭和32年10月に接収が解除され、再度民間の所有となっていた大部分の敷地は、国が買い取るまでの12年間は連合軍司令官の官邸などとして使われました。

現在の公園は、昭和42年に東京都が公園として開園したもので、昭和50年4月から目黒区に移管されました。

平成25年8月7日には、洋館・和館をはじめとする建造物や一帯の土地が昭和初期の貴族の生活像が表現されたものとして価値が高いと評価され、国の重要文化財「旧前田家本邸」として指定されました。